外壁塗装【養生】の役目
こんにちは( •ᴗ• و(و”増川建装です!
皆様はお花見へは行きましたか?私は家族8人で地元の桜を見て歩き、楽しくフワフワ過ごしました( ◜ᴗ◝ )
途中、花粉症であったことを思い出すかのように、人気の少ないところでクシャミと戦いましたが…とても綺麗な桜でした♪
さて桜も薄ピンクから新芽へと変わり、日中ポカポカで、まさに塗装日和となってきましたね!
そこで、今日は塗装の基本中の基本である養生。
この養生一つの工程で、工期が伸びてしまったり、仕上がりの美観にも大きく関わってきます。
手抜きが行われないためにも、養生の役目と大切さを把握して、手抜き工事を未然に防ぎましょう。
養生の役目
養生とは、塗装をする前に必ず行う工程です。
マスカーと呼ばれる布テープとビニールが一体になった道具や、マスキングテープ、布テープなどを使い、塗装しない箇所を保護します。
例えば外壁を塗装するのであれば、外壁に付随する窓などは塗装しないため養生が必要です。
また、2階のベランダ手すりや床、1階の土間なども塗料が落ちてしまうことを考えると養生が必要となります。
その他、隣接する住人様への配慮も忘れてはいけません。
駐車場の車は養生しなくても平気か、カーポートや区画間のフェンスなどに塗料は飛散しないかなど。
このように塗装する箇所以外と、その他塗料が飛散してはいけない箇所は全て養生することを徹底し、トラブルを未然に防ぐことが養生の役目です。
養生の大切さ
養生は先に説明した主な役目以外にも、大切なことがあります。
それは仕上がりや美観に大きく関わるということです。
・マスカーだけを貼るシングルの養生
・マスキングテープを貼った上にマスカーを貼るダブルの養生
・ダブルの養生の上にさらにマスキングテープを貼るトリプルの養生
など、施工法によって様々な養生がありますが、シングルの養生はあまりおすすめしません。
理由としては、養生を撤去した後の仕上がりがあまり綺麗に収まらないのと、塗料の浸入頻度が高いからです。
仕上がりが綺麗で塗料の浸入頻度を軽減することを考え、基本はダブルの養生を標準とします。
ダブルの養生撤去中
塗装部分との境目が真っ直ぐ縁が切れているため、仕上がりが美しくなりますᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ
養生の破れ防止
養生をすると、どうしても窓の角などでビニールが突っ張り破れてしまい、塗料が浸入してしまうことがあります。
そういったトラブルを防ぐため、角には布テープで補強を入れ破れにくくします。
トリプルの養生の使用例
また、下塗り材が微弾性・弾性(一般的な下塗り材よりも弾力の強いゴム質な塗料)の時には、トリプルの養生をおすすめします。
理由としては、弾力の強い下塗り材が養生へ付着してしまうと、養生撤去の時に下塗り材ごと仕上がった塗装面まで一緒に剥がれることがあるからです。
そういった施工不良を防ぐために、下塗り材を塗装した後、乾燥前にすぐマスキングテープを剥がします。
そうすることで、弾力の強い下塗り材が養生に付着していない状態、つまり下塗り材と養生の縁が切れて間隔があきましたので、ようやく上塗りの塗装ができるようになりました。
下塗り後、トリプル養生のマスキングテープ撤去の写真↓
養生のまとめ
・塗装しない箇所の養生
・塗料の飛散が考えられる箇所への養生
・隣接する住人様への配慮を考えた養生
トラブルを未然に防ぐことが養生の役目です。
また、臨機応変にきめ細かく養生するこで、仕上がりや美観にも大きく関わってくる大切な工程です。
養生のやり方、養生された窓や扉、それらを見ただけで腕の良い職人かどうかが分かるとまで言われています。
塗装は塗るだけではなく、本当に奥深いなとしみじみ思います(^-^;
塗装のお悩み、お見積り内容やお値段のお悩みは、津市の外壁・屋根塗装専門店、増川建装へご相談ください♪(^ー^)ノ